- クロード・モネの庭〜Giverny〜
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2018.01.20 Saturday
みなさん、こんにちは!
ブログでのご挨拶が遅れてしまいましたが、本年もよろしくお願い致します
年末より皆様にお答えいただきましたアンケートを集計しながら、昼夜、作戦会議をしております。
皆様のご期待に添えるスクールになりますよう、2018年も講師・スタッフ力を合わせて頑張ってまいります
さて、2018年最初のブログは、「クロード・モネの庭」です。
クロード・モネの作品「睡蓮」は日本でもとても有名で、お好きな方も多いかもしれません。
「睡蓮」で描かれたその美しい庭園は、Givernyの地にその当時のまま保存され、今は一般の方々にも開放されているんですよ
モネに代表される「印象派」は、絵具を持って屋外に出て、
目に映る風景や人物をその場でカンバスに描く、という制作スタイルを特徴としました。
その絵の中に、光の動きを表現することを大切にしていたからです
時間や季節によって移り行く光を捉えようと、モネはこの庭を題材に多くの絵を残しています。
睡蓮を主題とした作品は約200点残されていると言われており、
モネはこの美しい庭でどれだけの時間カンバスに向かっていたのでしょうか…
モネの家のあるGivernyは、周辺が美しい街並みの小さな村になっています。
パリからの日帰りツアーもありますので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね
モネの家が一般公開されているシーズンは、観光客で賑わっており、
特に夏は大混雑も覚悟しておく必要がありますが、
今は閉館していますので、ゆったりと静かなGivernyが楽しめるかもしれません
フランス遠いな〜、という日本の皆さん!
高知県の北川村にもあるんです
https://www.kjmonet.jp/
こちらも現在は閉館中ですが、暖かくなったら、足を運んでみたいですね
クロード・モネにちょっと興味を持った皆様にお勧めの教材は…
モネをテーマにした中級教材28&29
今年初アップデートの教材です!
今年も皆様にレッスンでお会いできることを、とても楽しみにしています!
A bientôt
- 間もなく終了!ルーブル美術館展♡
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2015.04.26 SundayBonsoir
みなさん、GWは満喫されましたか?!
今年はお天気も良く過ごしやすかったですね。
さて、2月から国立新美術館で開催されているルーブル美術館展の
会期終了が迫ってきました
まだ足を運んでいないというみなさん!
会期終了の6月1日まであと少しですよ〜!!
(6月16日より京都市美術館で開催)
今回は、ルーブル美術館展で私が気になった作品を2つご紹介したいと思います。
というのも、見所が多すぎてお気に入りを一点を選べない
まずは、やっぱりフェルメールの『天文学者』ですよね!
それほど大きい絵ではないのですが、抜群の存在感
がありました
何と言っても、柔らかく窓から差し込む光の描写に惹き付けられます
フェルメールファンの方はもちろんご存知だと思いますが、
この窓と横向きの人物は、フェルメールお得意の構図ですよね!
でもこの作品、特にミステリアスな雰囲気が漂っていると思いませんか?
古い地球儀や机の上の様々な器具、地球儀を凝視する天文学者、壁にかかった絵、
いったい何をあらわしているいるのでしょうか。
諸説あるようですが、自分なりのストーリーを考えてみるのも面白いかもしれません!
ヨハネス・フェルメール《天文学者》
つぎは、18世紀のフランスのロココ様式を代表する画家ジャン=アントワーヌ・ヴァトーの
『二人の従姉妹』
このタイトル、気になりませんか〜?
親しげに戯れる男女と後ろ向きの女性。
この二人の女性が従姉妹同士なんでしょうか。
この女性の表情が見えないだけに、余計に気になる〜!
この作品には、さらに気になることがたくさん。
画面右側に人物を寄せた構図、遠くに見える裸婦像・・・・・
ヴァトーはどんなことを意図してこの作品を描いたのでしょうか
ロココ様式では、歴史画や宗教画といった壮大な主題よりも
男女の恋愛の様子を描いた日常的な主題が好まれる傾向がありました。
けっこうスキャンダラスなシーンを想像させる作品も多く、
ついつい主題に関心が向かってしまいました!
ジャン=アントワーヌ・ヴァトー《二人の従姉妹》
見れば見るほど面白い、これが風俗画の醍醐味ではないでしょうか。
見所満載のルーブル美術館展、
疲れにくい靴で行くのをお勧めします!
Au revoir
- 風俗画の魅力って?
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2015.03.29 Sunday国立新美術館で開催中の
「ルーブル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」
に行って来ました!
平日の、しかも雨の日でしたが、けっこう混んでいましたよ〜
それもそのはず、フェルメールやティツィアーノなど、
超有名な画家の作品がたくさん来日しているんです
さすがルーブル美術館ですね〜
副題にもある通り、16世紀から19世紀の風俗画メインのラインナップでした。
古典的なヨーロッパの作品が好きな方には特におすすめです!
さて、「風俗画って何??」という方に少しだけご説明させて頂きますと、
「風俗画」とは「日常生活を主題とした絵画」と言ってよいと思います。
ダイナミックな構図や色彩効果をもつ歴史や宗教を主題とした作品と比べると、少々地味な感じもしますが、
貴族と庶民の生活、異なる時代の異なる国の生活、農家や占い師など異なる職業、
一口に「風俗画」と言っても描かれている情景は実に多種多様
何の変哲も無い日常風景の中に、画家のメッセージやユーモアが秘められていることもしばしば。
見れば見るほど、考えれば考えるほど面白くなる、
それが風俗画ならではの楽しみ方だと私は思っています。
これでもかという程にディテールが描き込んであるのもこの時代の風俗画に多い特徴です。
ゴージャスな調度品やファッション
、珍しい道具、コインの絵柄、食卓、ペット
など、
見所満載ですよ!
「美術にそれほど興味がない」という方にも楽しんで頂けるのでないでしょうか。
何が描かれているか、じっくり観察してみてください。
きっと何か新しい発見があるはずです‼︎
美術ブログはまだまだ続きます
次回は、ルーブル美術館展で私が気に入った作品を紹介しようかな!
salut